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Two63(トゥーろくじゅうさん)
一章ごとに違う装丁、仕掛けを込めて、次を読むのが楽しくなる本に。
全体のパッケージ
この小説は、主人公の「僕」と「僕の父」の二人の会話文によって成立しており、「僕」が「僕の父」との生活を通して様々な疑問を抱いたり、発見していく様子は、彼らが住む海辺で漂着物を蒐集しているのと似ています。そこで、標本箱をイメージして63冊×2を収納するための箱を制作しました。
全体のパッケージ2
例3
「薔薇」という時を思い出そうとすると、真中がまるで薔薇の花のようにもじゃもじゃとして、明瞭に思い出せないことがあります。
全体のパッケージ
この小説は、主人公の「僕」と「僕の父」の二人の会話文によって成立しており、「僕」が「僕の父」との生活を通して様々な疑問を抱いたり、発見していく様子は、彼らが住む海辺で漂着物を蒐集しているのと似ています。そこで、標本箱をイメージして63冊×2を収納するための箱を制作しました。
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ウィリアム・サローヤンの著作 『パパ・ユーア クレイジー』の装丁。 六三章の短文で構成されているこの小説は、 簡潔な言葉で綴られながらも深い意味が込められている、 滋味溢れる小説です。 現在は文庫版での流通が一般的で、 それではこの小説の良さが伝わりにくいのではないかと考えました。 よりこの小説を楽しむため、 また、私が抱いている 「本とは形態なのか、それとも内容なのか」という疑問を追究したく思い、 本を章ごとに分割し、 装丁に特徴を持たせた日本語版と、基本的な構造の英語版を 各六三冊装丁しました。 密かに「これが一章ごとに届いたら素敵じゃないか」と考え、 郵送のための封筒も作成しました。
Jan.2014
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